Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

ゲストOSに導入する「VMware Tools」に脆弱性 - アップデートが公開

VMware製品のゲストOSにインストールするユーティリティ「VMware Tools」に署名検証を回避できる脆弱性が明らかとなった。アップデートが提供されている。

同ソフトウェアにおいて「SAMLトークン」の署名検証をバイパスすることが可能となる脆弱性「CVE-2023-20900」が明らかとなったもの。

同脆弱性は、仮想マシンのネットワークにおいて、中間者攻撃が可能となる場合に悪用でき、「SAMLトークン」の署名検証する処理を回避してゲストによる操作を行うことができるという。

同社は共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」においてベーススコアを「7.5」とし、4段階ある重要度については、上から2番目の「重要(Important)」とレーティングした。

同社はWindows向けに「VMware Tools 12.3.0」をリリース。Linuxの旧バージョンに「同10.3.26」を提供する。

またLinuxの12系、11系、10.3系に対し、Linuxのディストリビューターなどより「open-vm-tools」として「同12.3.0」を展開するとしている。

(Security NEXT - 2023/09/01 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

個情委、公金受取口座の誤登録問題でデジタル庁に行政指導
配当金計算書で封入ミスが発生した可能性 - THK
個人情報が記載された家計調査の名簿を紛失 - 広島県
サイバー攻撃に対するBCPの策定を支援 - ニュートン・コンサル
「新そばまつり」申込者の個人情報が閲覧可能に - 大石田町
第三者が県立高PCを不正操作、偽警告にだまされ - 長野県
救急車出動先を知人にLINE送信、職員を懲戒処分 - 明石市
「Apache Struts」にサービス拒否の脆弱性 - 修正版が公開
米当局、脆弱性の悪用について警戒呼びかけ - 1週間で13件
トレンドの法人向けセキュリティ製品に脆弱性 - すでに悪用済み