オンラインショップに不正アクセス、個人情報流出の可能性 - 日本料理店
京都の日本料理店であるたん熊北店は、通信販売サイトが不正アクセスを受け、顧客の個人情報が流出し、一部クレジットカード情報が不正に利用された可能性があることを明らかにした。
同社によれば、「たん熊北店オンラインストア」が脆弱性を突く不正アクセスを受けたもの。決済アプリケーションの改ざんなどが行われた。2月21日に決済代行会社から情報流出の可能性について指摘があり、問題が発覚した。
2023年2月13日までに同サイトで会員登録をした顧客1980人の氏名、住所、電話番号、メールアドレス、ログインパスワードにくわえ、同日までに同サイトで商品を購入した顧客3452人の氏名、住所、電話番号、メールアドレス、届け先の情報などが流出したおそれがある。
また2021年2月22日から2023年2月10日にかけて、顧客1123人が決済に利用したクレジットカードの名義、番号、有効期限、セキュリティコードをはじめ、メールアドレス、ログインパスワードを窃取された可能性がある。
同社では、決済代行会社から連絡を受けた2月21日に個人情報保護委員会へ報告。5月19日に調査が完了し、6月2日に警察へ被害を申告をした。対象となる顧客には8月14日よりメールで経緯を報告するとともに謝罪を行っており、ログインパスワードの変更や身に覚えのない請求がないか確認するよう呼びかけている。
同社では不正アクセスを受けたシステムの運用を停止し、あたらしいシステムに移行した。クレジットカード決済の再開日などは決定次第サイト上で告知するとしている。
(Security NEXT - 2023/08/22 )
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