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患者に通知なく医療情報を提供した国立病院機構に行政指導 - 個情委

個情委は、医療機関について多数の患者の要配慮個人情報を含む医療情報を日常的に取り扱っており、性質や量を踏まえると漏洩時によるリスクが特に高いと指摘。

また患者は通知を受けないと、自身の医療情報が提供されていることさえ認知できず、停止を求める権利を行使できないと問題点を挙げた。

医療機関については、とりわけ高い水準の安全管理措置を講ずることが求められるとし、組織的、技術的な側面の安全管理措置について是正を求めた。

具体的には、定期的な点検や他部署の監査、患者番号以外の複数情報を利用したデータの照合など、再発防止を確実に実施するよう指導。あわせて8月31日までに実施状況を報告するよう求めている。

(Security NEXT - 2023/07/14 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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