Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「ASCII」サイトで外部誘導、不正広告に起因 - 角川アスキー総研

角川アスキー総合研究所は、運営する「ASCII」ブランドのサイトへアクセスすると、外部サイトへ強制的に誘導される問題が一時発生したと発表した。すでに解消されている。

同社によれば、7月7日ごろより「ASCII」ブランドのサイトをスマートフォンなどで閲覧すると、無関係の外部サイトに遷移する状態が発生。対策を講じたものの、同月10日19時以降も同様の現象が確認されたという。

誘導先のサイトには、「ロイヤリティプログラムに選ばれました」などと記載されており、アンケートへの回答や個人情報の入力を求めていた。詐欺サイトなどの可能性もある。

同社は、サイト内に設置する広告において、ネットワーク広告の配信システムを悪用した「リダイレクト広告」が配信されたことが原因としており、同社の意図する挙動ではないと説明。

同社サイトに限らず、同様のネットワーク広告システムを導入している他サイトでも同様の問題が確認されており、外部サイトへ意図せず誘導された場合も、個人情報などを入力せず、サイトを閉じるよう注意を呼びかけた。

外部のネットワーク広告事業者からの広告配信を止める作業を7月11日午後に完了。ネットワーク広告事業者側と調査、改修を進めるとしている。

(Security NEXT - 2023/07/14 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

指標管理ウェブシステムから顧客情報流出の可能性 - 損保ジャパン
委託先で個人情報流出か、セキュリティ監査に虚偽報告 - ソフトバンク
新規セキュリティアドバイザリ14件を公開 - SAP
「Wazuh」や「Windows WEBDAV」の脆弱性悪用に注意
「GitLab」に複数脆弱性 - 早急にアップデートを
「Firefox」に脆弱性、アップデートを公開 - 「クリティカル」との評価も
マンション管理業務主任者登録の申請書類が所在不明に - 国交省
個人情報含む伝票綴りを紛失、誤廃棄の可能性 - JAおきなわ
中学校で卒業生の個人情報が生徒用端末から閲覧可能に - 半田市
MS、6月の月例パッチを公開 - ゼロデイ脆弱性などへ対応