Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

CiscoのWindows向けクライアントに脆弱性 - エクスプロイトコードも

Cisco Systemsが提供するセキュリティ対策やVPN機能を提供するWindows用エンドポイント向けソフトウェアに脆弱性が明らかとなった。実証コードも公開されている。

「Cisco AnyConnect Secure Mobility Client Software」「Cisco Secure Client Software」のWindows版に権限昇格の脆弱性「CVE-2023-20178」が明らかとなったもの。macOS版やLinux版、Android版、iOS版などは影響を受けない。

VPN接続後に実施される更新プロセスに脆弱性が存在し、ローカル権限がある場合にSYSTEM権限を取得されるおそれがある。共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「7.8」、重要度は「高(High)」とレーティングされている。

同社は、現地時間6月7日に脆弱性を修正した「同5.0MR2」「同4.10MR7」をリリースした。また6月22日にアドバイザリを更新し、概念実証のエクスプロイトコードが公開されていることを明らかにしている。

(Security NEXT - 2023/06/29 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

全校生徒の名簿データを第三者へメール誤送信 - 大洲市
ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念
物流検品システムなどまもなく復旧、物量制限は解除へ - ランテック
コミュニケーションサポーターのメアド流出 - 茨城県国際交流協会
ランサムでシステム障害、配送遅延など影響 - センコーグループ子会社
職員が顧客情報をUSBメモリで持出、日次確認で判明 - 一関信金
「Erlang/OTP」脆弱性、一部Cisco製品で影響が判明
スポーツグッズ通販サイトで個人情報流出か - 不正プログラムや改ざんを確認
ランサム攻撃で暗号化被害、公共工事のデータも - 松永建設
「ActiveMQ NMS OpenWire Client」にRCE脆弱性 - 修正版が公開