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「VMware Aria Operations for Networks」の脆弱性に対する攻撃が発生

「VMware Aria Operations for Networks(旧VMware vRealize Network Insight)」に深刻な脆弱性「CVE-2023-20887」が明らかとなった問題で、実際に悪用されていることがわかった。

「CVE-2023-20887」はコマンドインジェクションの脆弱性。ネットワーク経由でアクセスできる場合に悪用でき、リモートからコードを実行されるおそれがある。共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」におけるベーススコアは「9.8」、重要度は「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。

同社は、現地時間6月7日に「CVE-2023-20888」「CVE-2023-20889」とともに同脆弱性に関するセキュリティアドバイザリを公開。利用者へ対策を呼びかけていた。

その後、脆弱性の詳細や概念実証コード(PoC)が公開されたことを受け、同社は現地時間6月13日にアドバイザリを更新。「CVE-2023-20887」のエクスプロイトコードが公開されたとしてあらためて注意を喚起したが、6月20日に実際に同脆弱性が悪用されていることを確認したことをアナウンスした。

同脆弱性に関しては、概念実証コードを悪用し、リバースシェルを起動しようと試みる大量スキャン活動を観測していることをGreyNoiseが現地時間6月15日に明らかにしている。

(Security NEXT - 2023/06/21 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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