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「Firefox 114」がリリース - 複数脆弱性を解消

Mozilla Foundationは、ブラウザの最新版「Firefox 114」をリリースした。複数の脆弱性へ対処している。

今回のアップデートでは、「DNS over HTTPS」において例外リストを管理するためのユーザーインタフェースを追加。メニューからブックマークを検索できるようにするなど機能強化を図った。

またCVEベースで4件の脆弱性に対応している。重要度が4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性は含まれていない。

2番目に重要度が高い「高(High)」とされる脆弱性は3件。レンダリングラグにより証明書エラーを無効化するクリックジャッキングの脆弱性「CVE-2023-34414」や、メモリに関連する2件の脆弱性「CVE-2023-34416」「CVE-2023-34417」などを修正した。

このほか、さらに重要度が1段階低い「中(Moderate)」とされる「CVE-2023-34415」へ対処した。また「CVE-2023-34414」「CVE-2023-34416」を解消した延長サポート版「Firefox ESR 102.12」もあわせて提供している。

(Security NEXT - 2023/06/07 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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