「Chrome」にアップデート - 重要度「クリティカル」の脆弱性を解消
Googleは、同社ブラウザ「Chrome」の最新版をリリースした。重要度が「クリティカル」とされる脆弱性を解消している。
Windows向けに「Chrome 113.0.5672.127」「同113.0.5672.126」、macOSおよびLinux向けに「同113.0.5672.126」をリリースしたもの。今回のアップデートではセキュリティに関する12件の修正を実施。CVEベースで6件の脆弱性に対処したことを明らかにしている。
解放後のメモリを使用するいわゆる「Use After Free」の脆弱性「CVE-2023-2721」については、重要度が4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングした。5月10日に外部研究者より報告を受けたもので「ナビゲーション」に明らかとなった脆弱性だという。
このほか「Use After Free」の脆弱性3件や、「型の取り違え」1件など重要度が2番目に高い「高(High)」とされる脆弱性4件を修正。さらに「中(Medium)」とされる脆弱性1件に対応している。
同社は数日から数週間をかけてアップデートを展開していく予定。今回修正された脆弱性は以下のとおり。
CVE-2023-2721
CVE-2023-2722
CVE-2023-2723
CVE-2023-2724
CVE-2023-2725
CVE-2023-2726
(Security NEXT - 2023/05/17 )
ツイート
PR
関連記事
サーバがランサム被害、被害状況など調査中 - ZIPPO輸入代理店
PCキッティングの3次請事業者がランサム被害 - イトーキ
SAP、セキュリティアドバイザリ14件を公開 - 「クリティカル」も
SAP、月例セキュリティアドバイザリ13件を公開
北朝鮮による暗号資産窃取に警戒を - 日米韓が共同声明
アップデートで複数の脆弱性やバグを修正 - GitLab
ビデオ会議のZoom、複数のセキュリティアドバイザリを公開
小学校児童の個人情報含む書類を一時紛失 - 大阪市
サーバに不正ファイル、個人情報流出の可能性 - TCC Japan
メアドが不正利用、スパム送信の踏み台に - 下野新聞