Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

車上荒らしで患者情報含むUSBメモリが盗難 - 兵庫医科大病院

兵庫医科大学病院は、同院医師が車上荒らしの被害に遭い、患者の個人情報含むUSBメモリが盗難被害に遭ったことを明らかにした。

同院によれば、4月20日に同医師が学会発表データを作成するためノートパソコンと患者情報含むUSBメモリを院外に持ち出したが、10分ほど駐車した際に車の窓ガラスが割られ、車内からノートパソコンとUSBメモリが入った鞄を盗まれたもの。

問題のUSBメモリには、呼吸器内科の患者32人に関する個人情報が保存されていた。氏名、カルテ番号、生年月日、年齢、性別、病名などが含まれる。パスワードなどは設定されていなかった。

同医師は警察に被害届を提出し、翌21日に上長と病院長へ報告した。対象となる患者に対し、経緯の説明と謝罪を行っている。今回の問題を受けて教職員の研修を実施。個人データの持ち出し、アクセス制限のないパソコンや記憶媒体の使用禁止について周知徹底を図る。

(Security NEXT - 2023/05/15 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「React」が脆弱性3件を追加修正 - 重大脆弱性の余波に引き続き警戒を
「MS Edge」にアップデート - 「Chromium」のゼロデイ脆弱性に対処
県サイト資料に非公開の個人情報、マスキング未処理 - 静岡県
職員用グループウェアがランサム被害、生徒情報流出か - 向上学園
自治体委託イベントの申込フォームに不備 - 個人情報が閲覧可能に
サイバー攻撃被害が判明、内部情報へアクセスされた痕跡 - BBT
個人情報含む記憶媒体紛失、教諭2人を懲戒処分 - 北海道
「AEM」に100件超の脆弱性 - 「クリティカル」も複数
オンライン会議ソフト「Zoom Rooms」に脆弱性 - 最新版で修正済み
地理情報サーバ「GeoServer」の脆弱性悪用に注意喚起 - 米当局