5店舗で顧客情報含む書類を紛失、誤廃棄が判明 - 島田掛川信金
島田掛川信用金庫は、5店舗において顧客情報が記載された書類の誤廃棄や紛失が判明したことを明らかにした。
同金庫では、2022年6月21日に島田本店営業部において書類の保存箱の紛失が判明。同年9月に事態を公表するとともに全店を対象とした書類の保存状況について点検を実施したところ、あらたに同店含む5店舗において書類1万3267件の扱いに問題があったことが判明した。
具体的には渉外支援送信対象一覧表3792件、渉外活動日誌1636件、税金や料金の納付依頼書1296件をはじめ、郵便物などの発受信簿、預り手形記入帳など4店舗であわせて1万2497件の書類について保存期間を誤り、廃棄した可能性があることが明らかとなった。
また先に紛失が判明した島田本店営業部において届出事項変更届、改印届、証券受領納入別書留簿など、あらたに書類770件の紛失も判明。誤廃棄や紛失が判明した書類には、顧客の氏名、住所、電話番号、生年月日、印影、本人確認書類、依頼人名、支払い人名、送付先名などが含まれる。
顧客情報の不正利用に関する問い合わせなどは寄せられていないという。今回の問題を受け、同金庫では文書保存廃棄管理システムを改修したほか、文書保存廃棄手順書を作成。文書保存廃棄管理事務の取扱要領を改正するなど文書の管理体制について強化を実施。研修なども行い、再発防止に取り組むとしている。
(Security NEXT - 2023/05/09 )
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