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「ビルシステムのセキュリティ対策ガイドライン」約4年ぶりに改訂

経済産業省は、改訂版となる「ビルシステムにおけるサイバー・フィジカル・セキュリティ対策ガイドライン 第2版」を公開した。インシデント対応などについても盛り込んだ。

同ガイドラインは、ビルシステムに対する全般的なサイバーセキュリティ対策について取りまとめたもの。2019年6月17日に第1版を公開しており、今回約4年ぶりの改訂を実施した。

初版では、事前に準備しておくべき対策を中心とした内容だったが、すでに導入済みのシステムにおける制約やコストといった課題、サイバー攻撃の高度化、スマートビル化の進展など昨今の動向も踏まえて内容を検討。

サイバー攻撃を受けた場合のインシデントレスポンスについて付属書となる「ビルシステムにおけるサイバー・フィジカル・セキュリティ対策 インシデントレスポンス・ガイドライン案」を取りまとめ、パブリックコメントを経て付録書と統合した「第2版」を公開した。

2022年10月に公開した「ビルシステムにおけるサイバー・フィジカル・セキュリティ対策ガイドライン(個別編:空調システム)第1版」とあわせて活用するよう求めている。

(Security NEXT - 2023/04/24 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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