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「Java SE」に複数の脆弱性 - アップデートをリリース

Oracleは、四半期ごとに公開している定例パッチ「クリティカルパッチアップデート(CPU)」を公開し、「Java SE」や「Oracle GraalVM Enterprise Edition」の脆弱性を解消した。

バージョンによって影響を受ける脆弱性は異なるが、今回のアップデートではあわせて8件の脆弱性に対処した。いずれもリモートより悪用されるおそれがある。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3」においてベーススコアが「7.0」以上とされる脆弱性は「CVE-2023-21930」の1件のみ。「7.4」と評価されている。

同社は、脆弱性に対処した「Java SE 20.0.1」「同17.0.7」「同11.0.19」「同8 Update 371」および「Oracle GraalVM Enterprise Edition 22.3.2」「同21.3.6」「同20.3.10」をリリース。利用者へアップデートを呼びかけている。

今回の「クリティカルパッチアップデート(CPU)」で「Java SE」や「Oracle GraalVM Enterprise Edition」において修正された脆弱性は以下のとおり。

CVE-2023-21930
CVE-2023-21967
CVE-2023-21954
CVE-2023-21986
CVE-2023-21939
CVE-2023-21938
CVE-2023-21968
CVE-2023-21937

(Security NEXT - 2023/04/19 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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