「HL7 FHIR」のJava実装「HAPI FHIR」にパストラバーサルの脆弱性
「HL7 FHIR」のJava実装である「HAPI FHIR」にパストラバーサルの脆弱性が明らかとなった。1月にも修正が行われたが、対策が不十分だったことが判明したという。
アーカイブファイルの展開時に任意のディレクトリへファイルを書き込むことが可能となるパストラバーサルの脆弱性「CVE-2023-28465」が明らかとなったもの。
宛先に悪意あるディレクトリが含まれていないか検証する機能において、マンインザミドル(MITM)攻撃でバイパスが可能となる脆弱性「CVE-2023-24057」が判明。同脆弱性については「同5.6.92」「同1.2.30」にて修正されたが対策が不十分であることが明らかとなったという。
いずれの脆弱性もGitHubにおいて重要度が「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。
「同HL7 FHIR core」をはじめ、「同utilities」「同R5」「同R4B」「同convertors」「同validation」など各パッケージに影響があり、開発グループでは、「同5.6.106」にて脆弱性を修正している。
(Security NEXT - 2023/04/06 )
ツイート
PR
関連記事
「Chrome」にアップデート - セキュリティ関連の修正4件
デジタル人材育成施設でメールの誤送信が発生 - 群馬県
米当局、悪用脆弱性に6件追加 - SharePoint関連はランサムも悪用
「Apache httpd」のアクセス制御に脆弱性 - 条件分岐が常時「真」に
2Qの個人「サポート詐欺」相談は912件 - 検挙後に減少
一部「SonicOS」のSSL VPNに脆弱性 - DoS攻撃のおそれ
DBD攻撃で拡大、ランサムウェア「Interlock」に警戒を
Apple、「macOS Sequoia 15.6」など公開 - 脆弱性87件を修正
2Qの脆弱性届出は99件 - ウェブサイト関連が倍増
6月はフィッシング報告が減少、証券関連影響 - URLは増加