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3月公表の「FortiOS」脆弱性、判明のきっかけはゼロデイ攻撃

「FortiManager」が動作する関連デバイスにおいても、ファームウェアイメージに3件の不正なファイルが追加されたほか、起動スクリプトも改ざんされており、永続的に外部より制御できるよう侵害されていた。

同脆弱性を悪用するには「FortiOS」やハードウェアを深く理解している必要があると同社は指摘。悪用されたプログラムの分析からも、攻撃者は高度な技術を備えており、政府や政府関連組織を標的とする攻撃者が関与している可能性があるという。

同社では、2022年9月に「FortiManager」より悪用された「FortiOS」におけるパストラバーサルの脆弱性に「CVE-2022-41328」を割り当て、対応を進めてきた。

「FortiOS 7.2.4」「同7.0.10」「同6.4.12」にて同脆弱性を修正しており、これらバージョン以降へアップデートするよう求めるとともに、侵害の兆候を示すログを確認した場合は、サポートを受けるよう呼びかけている。

(Security NEXT - 2023/03/15 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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