Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「EC-CUBE」に複数のXSS脆弱性 - アップデートやパッチが公開

イーシーキューブが提供するeコマースプラットフォーム「EC-CUBE」に複数の脆弱性が明らかとなった。アップデートやパッチが提供されている。

クロスサイトスクリプティングの脆弱性「CVE-2023-22438」「CVE-2023-25077」「CVE-2023-22838」が明らかとなったもの。

「CVE-2023-22838」については、商品一覧や商品詳細の機能に明らかとなった脆弱性で、悪用されるとサイトにアクセスしたブラウザ上で、任意のスクリプトを実行されるおそれがある。「CVE-2023-22438」「CVE-2023-25077」については管理画面を表示したブラウザ上で実行されるおそれがある。

「CVE-2023-22438」に関しては4系、3系、2系に存在。「CVE-2023-25077」「CVE-2023-22838」については4系のみ影響を受ける。いずれも共通脆弱性評価システム「CVSSv3.0」においてベーススコアは「5.4」と評価されている。

同社では、脆弱性へ対処した「同4.2.1」をリリースした。また問題部分を修正したファイルを提供している。なお、2月14日17時より同月17日11半まで公開されていたファイルは、脆弱性の対処が含まるものの、一部不具合が見つかっており、修正版が公開されている。

(Security NEXT - 2023/02/28 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「React」が脆弱性3件を追加修正 - 重大脆弱性の余波に引き続き警戒を
「MS Edge」にアップデート - 「Chromium」のゼロデイ脆弱性に対処
県サイト資料に非公開の個人情報、マスキング未処理 - 静岡県
職員用グループウェアがランサム被害、生徒情報流出か - 向上学園
自治体委託イベントの申込フォームに不備 - 個人情報が閲覧可能に
サイバー攻撃被害が判明、内部情報へアクセスされた痕跡 - BBT
個人情報含む記憶媒体紛失、教諭2人を懲戒処分 - 北海道
「AEM」に100件超の脆弱性 - 「クリティカル」も複数
オンライン会議ソフト「Zoom Rooms」に脆弱性 - 最新版で修正済み
地理情報サーバ「GeoServer」の脆弱性悪用に注意喚起 - 米当局