Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Fortinet、脆弱性40件を公表 - 重要度「クリティカル」も

一方「CVE-2021-42756」は、「FortiWeb」の「proxyデーモン」においてバッファオーバーフローが生じる脆弱性。細工されたHTTPリクエストを処理すると任意のコードを実行されるおそれがある。CVSS基本値は「9.8」。

CVE番号は2021年10月に採番されており、同年11月以降、順次リリースされた「FortiWeb 7.0.0」「同6.3.17」「同6.2.7」「同6.1.3」「同6.0.8」にて解消されている。

2番目に重要度が高い「高(High)」とされる脆弱性は15件。「FortiOS」では2件の脆弱性の影響を受けるほか、「FortiWeb」では7件、「FortiNAC」では3件に対処。「FortiProxy」「FortiADC」「FortiWAN」「FortiExtender」「FortiSwitchManager」においても脆弱性へ対応している。

さらに「中(Medium)」とされる脆弱性22件、「低(Low)」とされる脆弱性1件を公表するとともに、アップデートを提供している。一部製品では準備中のケースもあり注意が必要となる。

今回修正された脆弱性は以下のとおり。

CVE-2021-42756
CVE-2021-42761
CVE-2021-43074
CVE-2022-22302
CVE-2022-26115
CVE-2022-27482
CVE-2022-27489
CVE-2022-29054
CVE-2022-30299
CVE-2022-30300
CVE-2022-30303
CVE-2022-30304
CVE-2022-30306
CVE-2022-33869
CVE-2022-33871
CVE-2022-38375
CVE-2022-38376
CVE-2022-38378
CVE-2022-39948
CVE-2022-39952
CVE-2022-39954
CVE-2022-40675
CVE-2022-40677
CVE-2022-40678
CVE-2022-40683
CVE-2022-41334
CVE-2022-41335
CVE-2022-42472
CVE-2022-43954
CVE-2023-22636
CVE-2023-22638
CVE-2023-23777
CVE-2023-23778
CVE-2023-23779
CVE-2023-23780
CVE-2023-23781
CVE-2023-23782
CVE-2023-23783
CVE-2023-23784
CVE-2023-25602

(Security NEXT - 2023/02/20 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

海外子会社がランサム被害、影響など詳細を調査 - 淀川製鋼所
システム障害、調査でランサムウェアが原因と判明 - 近鉄エクスプレス
パッチや緩和策の適用、メモリ保護を統合した脆弱性対策製品
従業員がサポート詐欺被害、個人情報流出か - 住友林業クレスト
個人情報含む契約書類を誤送信、アドレス帳で選択ミス - 新潟県
生徒情報含むデータを第三者メアドへ誤送信 - 鹿児島高
「ConnectWise ScreenConnect」に脆弱性 - 修正版が公開
中国電力にサイバー攻撃 - 設定不備のリモート接続機器より侵入
NETSCOUT「nGeniusONE」に複数の脆弱性 - アップデートで修正
Python向けHTTPライブラリに脆弱性 - リクエストスマグリング攻撃のおそれ