Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Citrix Workspace app」などに脆弱性 - アップデートで修正

Citrixが提供する「Citrix Workspace app」などで脆弱性が明らかとなった。アップデートが提供されている。

「Citrix Workspace app for Windows」において、アクセス制御の不備に起因する脆弱性2件が判明したもの。「CVE-2023-24485」では権限の昇格が可能となるほか、「CVE-2023-24484」によりアクセス権限のないディレクトリへ書き込みが可能になるという。

また「Citrix Workspace app for Linux」においてもアクセス制御に脆弱性「CVE-2023-24486」が存在。同じ端末を利用する別のユーザーによってセッションを奪われるおそれがある。

「Citrix Virtual Apps and Desktops」では、「NT AUTHORITY/SYSTEM権限」を取得されるおそれがある権限昇格の脆弱性「CVE-2023-24483」が明らかとなった。

いずれもアドバイザリにおいて重要度やCVSS基本値などは示していない。同社は、各製品向けにアップデートを用意しており、対策済みのバージョンへ更新するよう利用者へ呼びかけている。

(Security NEXT - 2023/02/15 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

ランサム被害でシステム障害、グループ各社に影響 - テイン
公開PDF資料に個人情報、県注意喚起きっかけに判明 - 菊池市
小学校で個人票を誤配布、マニュアルの認識不十分で - 大阪市
ファイル転送ソフト「MOVEit Transfer」にDoS脆弱性 - 修正版公開
ネット印刷サービスにサイバー攻撃、個人情報流出か - ウイルコHD子会社
英国ブランド通販サイト、約3年間にわたりクレカ情報流出の可能性
「VMware Tools」「Aria Operations」既知脆弱性、悪用事例の報告
ランサム攻撃者が犯行声明、事実関係を確認中 - アスクル
ペット保険システムから契約者情報など流出した可能性 - アクサ損保
米当局、「XWiki Platform」「Aria Operations」脆弱性を悪用リストに追加