Windows経由でIoT機器に感染広げるボットネット - 標的は「Minecraft」
マイクロソフトは、プライベートに設置された「Minecraft」のサーバを狙ってDDoS攻撃を展開するボットネットを確認した。脆弱なIoT機器が踏み台として悪用されているとして注意を呼びかけている。
クロスプラットフォームで活動するボットネット「DEV-1028」を確認したもの。Windowsに感染し、さらにLinuxベースのIoTデバイスへ感染を広げるもので、「Minecraft」のサーバを攻撃することから「MCCrash」と名付けている。
Windowsに対しては、「Windows」を不正にアクティベートできるなどとした「クラッキングツール」を通じてボットプログラムを拡散。
感染後はネットワーク経由で管理が行き届いていないIoTデバイスに対し、SSH経由で初期設定の認証情報など用いた辞書攻撃を展開して感染を広げていたという。
ボットネットでは、プライベートに設置された「Minecraft」のサーバに対して、細工したパケットを送りつけるDDoS攻撃を展開。デバイスのIPアドレスの分布を調べたところ、多くはロシアにて確認されたという。
(Security NEXT - 2022/12/21 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
省庁や独法などの攻撃対象領域保護を実施 - NISC
冊子発送先の個人情報を郵便局へ誤送付 - CCNC
2Qの脆弱性届け出は112件 - 前四半期から半減
高校生向けセミナーの申込フォームで設定ミス - 岩手県立大
6月のフィッシング、URL件数が過去最多を更新
障害はWindows端末の1%未満、重要サービスでの利用多く影響拡大
「OpenVPN」に「OVPNX脆弱性」 - 3月の更新で修正済み
CrowdStrikeによる障害、約850万台に影響 - あらたな復旧方法も準備中
「CrowdStrike」装う「フィッシング」や「偽修復ツール」に警戒を
先週注目された記事(2024年7月14日〜2024年7月20日)