Fortinet、EOLの「FortiOS 6.0」系にもアップデートを用意
Fortinetは、同社ゲートウェイ「FortiGate」に採用されている「FortiOS」に深刻な脆弱性「CVE-2022-42475」が見つかった問題で、アップデートを追加した。
「CVE-2022-42475」は、バッファオーバーフローの脆弱性。リモートより悪用されるおそれがあり、すでに脆弱性を標的とした攻撃が確認されている。
同社では、現地時間12月12日にセキュリティアドバイザリを公開し、アップデートを提供するとともに、侵害の有無を確認するよう注意喚起を行ってきたが、あらたに2022年9月にサポートが終了した「同6.0」系に対しても脆弱性へ対処した「同6.0.16」を現地時間12月14日にリリースした。
同社では同バージョンも含め、修正版として「FortiOS 7.2.3」「同7.0.9」「同6.4.11」「同6.2.12」「同6.0.16」および「FortiOS-6K7K 6.4.10」「同6.0.15」を提供しており、利用者へアップデートを呼びかけている。また「FortiOS-6K7K 7.0.8」「同6.2.12」についても準備を進めている。
「CVE-2022-42475」については、「FortiOS」において「SSL VPN」を無効化することで影響を回避できるとし、すぐに更新できない場合などにも対策を講じるよう呼びかけている。
あわせて「FortiManager」によって「FortiGate」を管理している場合は、「FortiGate」のアップデートにあたり、事前に「FortiManager」のバージョンについて互換性を確認するようアドバイスしている。
(Security NEXT - 2022/12/20 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
デジタル人材育成施設でメールの誤送信が発生 - 群馬県
米当局、悪用脆弱性に6件追加 - SharePoint関連はランサムも悪用
「Apache httpd」のアクセス制御に脆弱性 - 条件分岐が常時「真」に
2Qの個人「サポート詐欺」相談は912件 - 検挙後に減少
一部「SonicOS」のSSL VPNに脆弱性 - DoS攻撃のおそれ
DBD攻撃で拡大、ランサムウェア「Interlock」に警戒を
Apple、「macOS Sequoia 15.6」など公開 - 脆弱性87件を修正
2Qの脆弱性届出は99件 - ウェブサイト関連が倍増
6月はフィッシング報告が減少、証券関連影響 - URLは増加
ペット保険システムにサイバー攻撃、情報流出の可能性 - アクサ損保