家庭訪問の事前連絡票を誤送付、コピペミスで異なる宛先に - 江戸川区
東京都江戸川区は、未就園児がいる家庭を支援する「未就園児家庭訪問事業」において、宛名とは異なる別人に事前連絡票を誤送付する事故が発生したことを明らかにした。
同区によれば、事業の委託先より家庭訪問の対象者に対して訪問日時の調整について案内する事前連絡票を送付したところ、異なる宛先に送付するミスが発生したもの。
11月25日に委託事業者が事前連絡票の送付用封筒を作成したが、差し込み印刷に利用する表計算ファイルのデータ加工作業においてコピー&ペースト時に行のズレが発生。94件のうち93件において宛名とは異なる宛先となっていたという。
委託事業者より同月28日に連絡表を発送したが、同月30日に訪問の準備をしている際、問題へ気が付き、同区へ報告した。
12月27日の時点で、69件については宛先不明として配達されず、郵便局より返送された。誤った宛先に届いた10件については回収済みで、5件は廃棄された。のこる9件は所在がわからない状態となっている。個人情報を悪用されるといった被害の報告などは寄せられていない。
今回の問題を受け、同区ではデータ作成手順について詳細を記したマニュアルを用意して作業手順を統一し、同様の事故が生じないよう対策を講じるとともに、印字内容について複数名により確認の徹底を図るなど再発防止に取り組むとしている。
(Security NEXT - 2022/12/27 )
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