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WP向けプラグイン「WP User Frontend」に深刻な脆弱性 - PoC公開済み

コンテンツマネジメントシステム(CMS)の「WordPress」向けに提供されているプラグイン「WP User Frontend」に脆弱性が明らかとなった。

同ソフトは、「WordPress」のフロントエンドに投稿フォームやプロフィール編集などの機能を追加できるプラグイン。認証不備の脆弱性「CVE-2021-24649」が明らかとなった。デフォルトのキーを利用するなど、第三者が認証キーやソルトを参照できる場合、管理者など任意の権限を設定したアカウントを作成可能になるという。

米国立標準技術研究所(NIST)の脆弱性データベース「NVD」において、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「9.8」、重要度はもっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。

同脆弱性は、2021年11月にCVE番号が採番され、2022年9月にリリースされた「同3.5.29」にて修正された。その後10月には実証コード(PoC)が公開されている。

(Security NEXT - 2022/12/02 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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