Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Apache MINA SSHD」に脆弱性 - アップデートがリリース

SSHプロトコルをサポートするJavaライブラリ「Apache MINA SSHD」に脆弱性が明らかとなった。

「同2.9.1」および以前のバージョンに、シリアライズされたホスト鍵をロードする際、信頼できないデータをデシリアライズする脆弱性「CVE-2022-45047」が明らかとなったもの。開発チームでは、重要度を「重要(Important)」とレーティングしている。

一方米国立標準技術研究所(NIST)の脆弱性データベース「NVD」では、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」においてベーススコアを「9.8」、重要度を「クリティカル(Critical)」と評価した。

開発チームでは、脆弱性を修正した「同2.9.2」をリリース。脆弱性が存在する旧版では、サーバにおけるホスト鍵を同ライブラリにおける特定の関数を用いて生成、読み込むのではなく、別途生成したOpenSSHフォーマットなどのホスト鍵を利用するよう求めている。

(Security NEXT - 2022/11/25 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

ハウステンボスへのサイバー攻撃 - 個人情報流出の可能性
「Chromium」ゼロデイ脆弱性、Macに影響 - 米当局が注意喚起
「Plesk」Linux版に権限昇格の脆弱性 - アップデートで修正
先週注目された記事(2025年12月7日〜2025年12月13日)
ウェブメール「Roundcube」にXSSなど脆弱性 - 更新を強く推奨
【特別企画】最先端企業が直面した「AIセキュリティの盲点」とは? - 生成AIテーマにカンファレンス
「React」が脆弱性3件を追加修正 - 重大脆弱性の余波に引き続き警戒を
「MS Edge」にアップデート - 「Chromium」のゼロデイ脆弱性に対処
県サイト資料に非公開の個人情報、マスキング未処理 - 静岡県
職員用グループウェアがランサム被害、生徒情報流出か - 向上学園