Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「VMware Cloud Foundation」に深刻な脆弱性 - OSSの既知脆弱性に起因

「VMware Cloud Foundation(VCF)」に深刻な脆弱性が含まれていることが明らかとなった。2021年に判明したオープンソースライブラリの脆弱性に起因するという。

「同3.11」および以前のバージョンにおいて「VMware NSX Data Center for vSphere(NSX-V)」が実装するオープンソースライブラリ「XStream」が古く、既知の脆弱性「CVE-2021-39144」の影響を受けることが明らかとなったもの。

同ライブラリは、データのシリアル化機能を提供しており、認証がないエンドポイントにおいても、細工した入力によりアプライアンスにおいてroot権限でコードの実行が可能になる。

VMwareでは、同脆弱性の影響について共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを「9.8」、重要度を4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングしている。

あわせてCVSS値が「5.3」、重要度が「中(Moderate)」とされる「XML外部実体参照(XXE)」の脆弱性「CVE-2022-31678」も判明している。

(Security NEXT - 2022/10/26 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

全校生徒の名簿データを第三者へメール誤送信 - 大洲市
ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念
物流検品システムなどまもなく復旧、物量制限は解除へ - ランテック
コミュニケーションサポーターのメアド流出 - 茨城県国際交流協会
ランサムでシステム障害、配送遅延など影響 - センコーグループ子会社
職員が顧客情報をUSBメモリで持出、日次確認で判明 - 一関信金
「Erlang/OTP」脆弱性、一部Cisco製品で影響が判明
スポーツグッズ通販サイトで個人情報流出か - 不正プログラムや改ざんを確認
ランサム攻撃で暗号化被害、公共工事のデータも - 松永建設
「ActiveMQ NMS OpenWire Client」にRCE脆弱性 - 修正版が公開