Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

監視フレームワーク「Shinken Monitoring」に脆弱性

監視フレームワーク「Shinken Monitoring」に深刻な脆弱性が含まれていることがわかった。

「SafeUnpicklerクラス」において、認証が欠如している脆弱性「CVE-2022-37298」が明らかとなったもの。監視ノードより渡されるオブジェクトのシリアライズを解除する処理において弱い認証スキームを実装しており、悪意あるオブジェクトを処理すると任意のコードを実行されるおそれがあるという。

米国立標準技術研究所(NIST)による脆弱性データベース「NVD」やGitHubでは、同脆弱性の共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを「9.8」、重要度を「クリティカル(Critical)」とレーティングしている。

同脆弱性は「同2.4.3」および以前のバージョンに影響があり、GitHubにおいてパッチが公開されている。

(Security NEXT - 2022/10/25 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

除草工事委託先への安全講習会案内メールで誤送信 - 茨城県
ITインフラ監視ツール「Pandora FMS」に脆弱性 - アップデートで修正
「Active! mail 6」に「XSS」や「CSRF」脆弱性 - 修正版へ更新を
若年層向けアジアCTF大会「ACSC 2025」が8月開催 - 世界大会は東京
ランサム被害でデータ暗号化、原因など調査 - 新興プラスチックス
ポケモングッズ通販サイトにPWリスト攻撃 - 一部で会員情報改ざんも
「PHP」に複数脆弱性 - セキュリティリリースが公開
ブラウザ「Chrome」の「Cookie暗号化保護」を破壊する「C4攻撃」
大音量で煽る「サポート詐欺」の被害、端末内部に学生情報 - 名大
メール送信した資料に物件オーナーの個人情報 - 長谷工ライブネット