Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

監視フレームワーク「Shinken Monitoring」に脆弱性

監視フレームワーク「Shinken Monitoring」に深刻な脆弱性が含まれていることがわかった。

「SafeUnpicklerクラス」において、認証が欠如している脆弱性「CVE-2022-37298」が明らかとなったもの。監視ノードより渡されるオブジェクトのシリアライズを解除する処理において弱い認証スキームを実装しており、悪意あるオブジェクトを処理すると任意のコードを実行されるおそれがあるという。

米国立標準技術研究所(NIST)による脆弱性データベース「NVD」やGitHubでは、同脆弱性の共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを「9.8」、重要度を「クリティカル(Critical)」とレーティングしている。

同脆弱性は「同2.4.3」および以前のバージョンに影響があり、GitHubにおいてパッチが公開されている。

(Security NEXT - 2022/10/25 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「VMware Tanzu for Valkey」の脆弱性を修正 - 「クリティカル」も
「PostgreSQL」にセキュリティアップデート - 「13系」は11月にEOL
米当局、「Trend Micro Apex One」に対する脆弱性攻撃に注意喚起
「Flowise」に深刻な脆弱性、パッチは未提供 - PoCが公開
チラシ案内先からイベント申込者情報が閲覧可能に - 佐賀のDC
不正アクセスでシステム障害、情報流出は調査中 - 三浦工業
「Microsoft Edge」にアップデート - 脆弱性5件を解消
「Trend Micro Apex One」ゼロデイ脆弱性の修正パッチが公開
ファイルサーバがランサム被害、データが暗号化 - 青果流通会社
子育て支援アプリを停止、「セキュリティ上の問題」 - 江崎グリコ