Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

顧客情報記載した書類の紛失や誤廃棄が判明 - めぶきカード

めぶきフィナンシャルグループの子会社でクレジットカード事業を展開するめぶきカードは、顧客情報が記載された書類の紛失や誤廃棄が判明したことを明らかにした。

同社によれば、旧常陽クレジットが発行した「DCカード」の会員情報が記載された一部書類について、取り扱いの不備が判明したもの。

統合割賦枠算出対象会員一覧表やクレジットカード限度額変更受付票兼査定書。支払可能見込額の調査など行った際の内部資料などを紛失していることが判明した。いずれも対象件数はわかっていない、

これら書類には、氏名、住所、生年月日、クレジットカード番号、利用可能枠など記載されていた。保管期限が過ぎた書類を廃棄する際、一緒に廃棄した可能性が高いと同社は説明している。

また年収情報の届出書や収入を示す書類を誤廃棄していることが判明した。対象となる顧客は2776件としており、氏名、住所、生年月日、クレジットカード番号、年収などが含まれる。保管期限を経過した書類と誤り、廃棄したという。

顧客情報の不正利用などは確認されていない。同社では今回の問題を受け、文書管理ルールを見直し、廃棄時の二重チェックを徹底するなど再発防止に取り組むとしている。

(Security NEXT - 2022/10/03 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

相談内容など2198件含む報告書をメールで誤送信 - 名古屋市
不正アクセスで医療従事者情報などが流出か - 富士フイルムメディカル
保管していた国勢調査関係書類が一部所在不明、検査過程で判明 - 福岡市
鹿児島県共生・協働センターのFacebookアカで不正投稿 - 不正な広告も
ランサム被害を確認、納品用ファイルは無事 - オムニバス・ジャパン
「LangChain」に深刻な脆弱性 - APIキー流出のおそれ
Fortraの特権アクセス管理製品「BoKS」に脆弱性 - アップデートで修正
NVIDIAのロボティクス基盤「Isaac Launchable」に深刻な脆弱性
社内侵入の痕跡確認されず、クラウドサービスは個別対応 - BBT
高校で生徒の個人情報含む記録簿を紛失 - 大阪府