サーバへランサム攻撃、情報流出を確認 - リケン
自動車部品メーカーのリケンは、ランサムウェアによるサイバー攻撃を受け、顧客の機密情報や個人情報が外部に流出したことを明らかにした。
7月17日深夜にサーバがランサムウェアと見られるサイバー攻撃を受けたもの。同社では事態を公表するとともに、外部協力のもと被害の範囲など調査を進めていたが、データが外部に流出した事が判明した。
8月30日の段階で国内外の顧客に関する企業名、一部エンジン機種名、部品数量などの機密情報約60件の流出を確認。
さらに2018年3月末時点の株主に関する氏名をはじめ、住所、電話番号のほか、取引先関係者の氏名、企業名、役職、連絡先、従業員の氏名、住所、電話番号、生年月日、顔写真、所属部署など個人情報約6000件が被害に遭った。流出した情報の不正利用などは確認されていないという。
侵入された経路や原因、脅迫の状況については明らかにしていない。本誌取材に対し、現在公開している情報以上のことは話すことができないとしてコメントは得られなかった。
同社では、対象となる関係者に順次連絡を進める。また製造にあたり大きな影響は出ていないとしているが、システムの復旧には時間を要するとしている。
(Security NEXT - 2022/09/02 )
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