「PowerDNS Recursor」の「protobuf」処理にサービス拒否の脆弱性
蘭PowerDNS.COMが提供するDNSキャッシュサーバ「PowerDNS Recursor」において、DNSクエリや応答内容を外部サーバに記録する機能にDoS攻撃が可能となる脆弱性が明らかとなった。
外部サーバにDNSメッセージを記録するために用いる「Protocol Buffers」の生成機能に脆弱性「CVE-2022-37428」が明らかとなったもの。
「protobuf」を生成する際のエラー処理に不備があり、細工したリクエストを処理するとサービス拒否を引き起こすおそれがある。
「protobuf」の機能を有効化しており、攻撃者よりアクセスが可能となっている場合に影響があり、重要度は「中(Medium)」とレーティングされている。
同社は、現地時間8月23日に脆弱性を修正した「同4.7.2」「同4.6.3」「同4.5.10」をリリース。アップデートを実施するか、「protobuf」を無効化するなど対策を講じるよう呼びかけている。
脆弱性が判明したことを受けて、日本レジストリサービス(JPRS)からも利用者に対して注意喚起が行われている。
(Security NEXT - 2022/08/29 )
 ツイート
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
サンプルコードなどの既知シークレット流用、サイト侵害の原因に
米当局、「WSUS」脆弱性で対象サーバの特定や侵害監視を呼びかけ
従業員アカウントが不正利用、フィッシング踏み台に - 常石G
通信機器経由でサイバー攻撃、侵害サーバに顧客情報 - 日本プラスト
海外グループ会社でインシデント、影響を調査 - 電通グループ
2月に「セキュキャン2026フォーラム」開催 - 活動成果を募集
「CSIRTスタータキット」の改訂版を公開 - 日本シーサート協議会
柏崎刈羽原発説明会の情報公開文書でマスキング漏れ - 新潟県
「Kea DHCP」にサービス拒否の脆弱性 - アップデートが公開
「WordPress」のキャッシュプラグインにXSS脆弱性
	
