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コロナ感染の小学校児童情報を複数保護者に誤送信 - 松本市

長野県松本市は、新型コロナウイルス感染症に感染した児童の個人情報を、保護者や教職員に誤ってメールで送信するミスがあったことを明らかにした。

同市教委によれば、8月22日21時前、新型コロナウイルス感染症に感染した児童1人の氏名、学級、療養状況、家族構成、検査結果および濃厚接触者の児童3人の姓を含む報告書を、校長へメール送信した際、誤って保護者と教職員642人に送信するミスがあったという。

誤送信より2分後に保護者からの電話で問題が判明し、メールを削除したが、その時点ですでに保護者や児童など206人がメールを閲覧していた。

メールシステムを通じて3件のメールを送信したが、そのうち1件でメール作成時に送付先を校長のみとすべきところ誤って「全体」を選択し、送信してしまったという。

同校では同日中に対象となる家庭に電話で謝罪。翌23日に校長と教頭が対象の家庭を訪問して直接謝罪した。同市では、いじめなど発生しないよう同校を支援する。

また10月に運用を開始する連絡システムでは同時送信のリスクを低減できるとして、同システムを用いた連絡を徹底するとしている。

(Security NEXT - 2022/08/29 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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