「Pulse Connect Secure」に権限昇格の脆弱性
IvantiがPulse Secureブランドにて提供している「Pulse Connect Secure(PCS)」に管理者パスワードがハードコードされている脆弱性が明らかとなった。
管理ページのHTMLソースに管理者のパスワードが埋め込まれており、参照できる脆弱性「CVE-2021-44720」が明らかとなったもの。
読み取り権限しか与えられていない管理者が、パスワードを利用することで書き込み権限を取得することが可能となる。
米国立標準技術研究所(NIST)の脆弱性データベース「NVD」による共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「7.2」、重要度は「高(High)」と評価されている。
同脆弱性は「同9.1R12」より前のバージョンに存在するという。「同9.1R12」は、2021年8月5日にリリースされ、複数の脆弱性を修正しているが、同脆弱性に関する言及はなかった。「CVE-2021-44720」が採番されたのも同年12月となっている。
(Security NEXT - 2022/08/25 )
ツイート
PR
関連記事
アクセス制御ツール「Pomerium」に脆弱性 - アップデートを
第30回となる「Interop Tokyo 2023」、6月中旬に幕張で開催
Barracuda製メールセキュリティ製品に脆弱性 - すでに悪用も
情報公開請求への対応で個人情報が流出 - 橿原市
応募フォームで個人情報が閲覧可能に - 東京都交通局
サイトに不正アクセス、リンクの書き込み - 三重県立総合医療センター
教委メールサーバ、不正中継でスパム踏み台に - 豊見城市
「MS Edge」にアップデート - 「クリティカル」とされる脆弱性を解消
NTT西の固定電話で一時通信障害 - ネット接続は影響なし
Samsung製スマホなどの既知脆弱性が攻撃の標的に - 米政府が注意喚起