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「Pulse Connect Secure」に権限昇格の脆弱性

IvantiがPulse Secureブランドにて提供している「Pulse Connect Secure(PCS)」に管理者パスワードがハードコードされている脆弱性が明らかとなった。

管理ページのHTMLソースに管理者のパスワードが埋め込まれており、参照できる脆弱性「CVE-2021-44720」が明らかとなったもの。

読み取り権限しか与えられていない管理者が、パスワードを利用することで書き込み権限を取得することが可能となる。

米国立標準技術研究所(NIST)の脆弱性データベース「NVD」による共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「7.2」、重要度は「高(High)」と評価されている。

同脆弱性は「同9.1R12」より前のバージョンに存在するという。「同9.1R12」は、2021年8月5日にリリースされ、複数の脆弱性を修正しているが、同脆弱性に関する言及はなかった。「CVE-2021-44720」が採番されたのも同年12月となっている。

(Security NEXT - 2022/08/25 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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