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オンライン会議アプリ「Zoom」のMac版にあらたな脆弱性が判明

オンライン会議ソフトである「Zoom」のmacOS向けクライアントソフトに、権限昇格の脆弱性が明らかとなった。同社では8月9日に複数の脆弱性を公表したばかりだが、異なる脆弱性だという。

現地時間8月13日にアップデート「同5.11.5」をリリースし、「Zoom Client for Meetings for macOS」のオートアップデート機能に明らかとなった権限昇格の脆弱性「CVE-2022-28756」に対処したもの。

悪用することで低権限のユーザーが「root」権限を取得することが可能となる脆弱性で、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「8.8」、重要度は「高(High)」とレーティングしている。

同社は8月9日にも、深刻な脆弱性などを公表したばかりで、macOSについても複数の脆弱性を修正したことを明らかにしていたが、異なる脆弱性のため注意が必要。

(Security NEXT - 2022/08/16 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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