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「Mirai」によるパケットが増加 - 送信元の多くで防犯用映像記録装置が稼働

「Mirai」の特徴を持ったパケットにおいて、日本が送信元となったものは全体の2.4%と割合は小さいものの、4月後半から増加傾向が続いている。6月に大きな増加も見られ、4月前半と比較して約5倍に拡大した。

JPCERTコーディネーションセンターが上位5カ国と日本を含めた6カ国が発信元となるパケットの送信元のIPアドレスを調べたところ、日本、韓国、台湾では、約6割で防犯用カメラの映像記録装置が稼働している可能性があることがわかった。

複数シナリオが想定されるものの、マルウェアへ感染した具体的な経緯などはわかっていない。同センターでは、日本国内においてIPアドレスの管理者に対して情報提供を行うとともに、対象となった機種や攻撃の流れなど、情報収集を進めている。

(Security NEXT - 2022/07/29 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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