Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Oracle、「Java SE」の脆弱性5件を修正 - 「同7」の延長サポートが終了

Oracleは、四半期ごとに公開している定例パッチ「クリティカルパッチアップデート(CPU)」で、「Java SE」や「Oracle GraalVM Enterprise Edition」に明らかとなった脆弱性を修正した。

バージョンによって影響を受ける脆弱性は異なるが、今回のアップデートでは5件の脆弱性を解消。共通脆弱性評価システム「CVSSv3」においてベーススコアが「7.0」以上とされる脆弱性は1件のみで、「CVE-2022-34169」が「7.5」と評価されている。

また今回修正された脆弱性のうち、4件については認証なしにリモートより悪用されるおそれがあるという。

同社は、脆弱性に対処した「Java SE 18.0.2」「同17.0.4」「同8 Update 341」「同7 Update 351」および「Oracle GraalVM Enterprise Edition 22.2.0」「同21.3.3」「同20.3.7」をリリース。利用者へアップデートを呼びかけている。

「Java SE 7」については2022年7月で「延長サポート(Extended Support)」が終了し、以降は「持続サポート(Sustaining Support)」へ移行する。

(Security NEXT - 2022/07/20 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Chromium」ゼロデイ脆弱性、Macに影響 - 米当局が注意喚起
「Plesk」Linux版に権限昇格の脆弱性 - アップデートで修正
ウェブメール「Roundcube」にXSSなど脆弱性 - 更新を強く推奨
「React」が脆弱性3件を追加修正 - 重大脆弱性の余波に引き続き警戒を
「MS Edge」にアップデート - 「Chromium」のゼロデイ脆弱性に対処
「AEM」に100件超の脆弱性 - 「クリティカル」も複数
オンライン会議ソフト「Zoom Rooms」に脆弱性 - 最新版で修正済み
地理情報サーバ「GeoServer」の脆弱性悪用に注意喚起 - 米当局
「pgAdmin4」リストア処理にRCE脆弱性 - 2カ月連続で判明
地理空間データを活用する「GeoServer」の脆弱性攻撃に注意