SAP、月例セキュリティパッチ11件を新規リリース - 重要度「Hot News」の脆弱性も
SAPは、3月の月例セキュリティパッチをリリースした。重要度がもっとも高い「Hot News」とされる脆弱性も含まれる。
各社がセキュリティアップデートを定例で公開する米時間毎月第2火曜日、いわゆる「パッチチューズデー」にあわせてアドバイザリ15件を公開したもの。
このうち新規に公開したアドバイザリは11件。重要度が4段階中もっとも高い「Hot News」とされる脆弱性は「CVE-2022-24396」の1件だった。
同脆弱性は「SAP Focused Run」における認証不備の脆弱性。共通脆弱性評価システム「CVSSv3」においてベーススコアが「9.3」とレーティングされている。あわせて「高(High)」とされる脆弱性1件や、「中(Medium)」とされる8件、「低(Low)」とされる1件に対処した。
また従来アドバイザリのアップデートは4件。2月に公表された「CVE-2022-22536」や「Apache Log4j」に明らかとなった脆弱性についてなどは「Hot News」として引き続き注意が呼びかけられている。
今回あらたに同社が修正した脆弱性は以下のとおり。
CVE-2022-22547
CVE-2022-24395
CVE-2022-24396
CVE-2022-24397
CVE-2022-24398
CVE-2022-24399
CVE-2022-26100
CVE-2022-26101
CVE-2022-26102
CVE-2022-26103
CVE-2022-26104
(Security NEXT - 2022/03/11 )
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