「WPS Office for Windows」に脆弱性 - 管理者権限奪取のおそれ
KINGSOFTのオフィススイート製品「WPS Office for Windows」に脆弱性が含まれていることが明らかとなった。
インストーラーによってWindowsサービスに登録される実行ファイルが配置されるディレクトリにおいて適切なアクセス制御が行われていない脆弱性「CVE-2022-25943」が判明したもの。
ディレクトリ内のファイルを改変されたり、任意のファイルを設置され、管理者権限を取得されるおそれがある。共通脆弱性評価システム「CVSSv3.0」のベーススコアは「7.8」と評価されている。
同脆弱性は、Mohammed Hadi氏がJPCERTコーディネーションセンターへ報告したもので、同センターで調整を実施した。脆弱性は2021年8月6日にリリースされた「同11.2.0.10258」以降で修正済みだという。
(Security NEXT - 2022/03/08 )
ツイート
PR
関連記事
Fortinet、「FortiOS」に関する複数の脆弱性を解消
「FortiSIEM」に深刻なRCE脆弱性 - 実用的な悪用コードも
医師や患者の個人情報など含む書類を紛失 - 関東信越厚生局
オンライン会議ツール「Zoom」に「クリティカル」脆弱性
ランサム攻撃、リモートアクセス機器経由で侵入 - サンリオ関連会社
サンリオ関連会社でランサム被害 - 個人情報が流出した可能性
米当局、「IE」「Excel」「WinRAR」の脆弱性悪用に注意喚起
「Chrome」にアップデート - 6件のセキュリティ修正
Adobe、13製品にセキュリティパッチ - 脆弱性68件に対応
MS、8月の月例セキュリティ更新で100件以上の脆弱性に対応