Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Emotet」感染で情報流出、なりすましメールが送信 - ライオン

生活用品メーカー大手のライオンは、グループ会社従業員のパソコンがマルウェア「Emotet」に感染し、メール情報を窃取され、同社従業員を装ったなりすましメールが送信されたことを明らかにした。

同社によれば、同社グループ会社従業員のパソコンがマルウェア「Emotet」に感染したことが2月2日に確認されたもの。メールサーバよりメールアドレスを含むメール情報を窃取され、同社従業員を装ったなりすましメールが複数送信されたという。また感染端末から同社や外部関係者に関する氏名やメールアドレスなどの情報も外部に流出したと見られている。

送信されたなりすましメールは、送信者として同社従業員の氏名が記載されていたものの、同社以外のメールアカウントより送信されていた。暗号化されたZIP形式のマルウェアファイルが添付されている。

同社は、同社従業員を名乗るメールに注意し、なりすましメールを受信した場合は、添付ファイルや本文中のURLを開かずに削除するよう呼びかけている。

(Security NEXT - 2022/02/04 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

フィッシング攻撃支援サブスクの関係者を一斉検挙 - 利用者は約1万人
iOS向けLINEアプリの「金融系モジュール」に脆弱性 - アップデートで修正済み
能登半島地震被災地域の登録セキスペ、登録更新申請期限迫る
添付ファイルと宛先の確認不足が重なる誤送信が発生 - 大塚商会
福岡飲食店のECサイトに不正アクセス - 個人情報流出の可能性
WP向け操作ログ記録プラグインにSQLi脆弱性 - パッチ未提供
グリコでシステム障害、冷蔵食品を出荷停止 - 再開は5月中旬予定
2024年1Qの脆弱性届け出は243件 - 前四半期比約2割減
教員や学生宛てのメールで個人情報含むファイルを誤添付 - 山口大
「Node.js」向けMySQLクライアントにRCE脆弱性