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不正アクセスでクレカ情報流出の可能性 - 警察実務書扱う出版社

警察関係者向けの実務書や法律関連書籍を出版する立花書房のウェブサイトが不正アクセスを受け、顧客に関する個人情報が外部に流出した可能性があることがわかった。

同社によると、「立花書房ウェブサイト」の脆弱性を突かれ、クレジットカード決済に用いるモジュールを改ざんされたもの。2021年9月8日にクレジットカード会社から情報流出の可能性について指摘があり、問題が判明した。

同年1月8日から8月20日にかけて顧客1144人が商品購入時に利用したクレジットカード情報を窃取され、不正に利用された可能性がある。クレジットカードの名義、番号、有効期限、セキュリティコードが含まれる。

同社では8月21日にシステムを移行しており、移行前のシステムが攻撃を受けたという。移行後は異なるサーバやアプリケーションを利用しているが、不正アクセス被害の判明を受けてクレジットカード決済を停止している。

外部事業者による調査は10月1日に終えており、12月21日に個人情報保護委員会へ報告。同日警察にも被害を申告した。対象となる顧客に対しては、年明け後となる2022年1月11日よりメールを通じて経緯を説明するとともに謝罪を行っている。

(Security NEXT - 2022/01/12 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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