Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

遺失物の関係帳票が所在不明、誤廃棄か - JR東海

JR東海は、個人情報を含む遺失物の関係帳票が、所在不明になっていることを明らかにした。遺失物管理に影響はないという。

同社によれば、JR豊橋駅において5月1日から6月30日の間に取り扱った遺失物の関係帳票が所在不明になっているもの。

遺失物に関する届け出を行った関係者が記入した記録簿や捜索依頼書、システムより出力した明細リストなどで、落し物をしたり、拾得した乗客など推定420人分の氏名、住所、電話番号など個人情報が記載されていた。

帳票は同社従業員のみ入退室が可能な倉庫で施錠保管しており、入退室時の記録も残すなど厳密に管理していると説明。社内ルールにおいて保管期限内にある帳票を、期間が終了した帳票と誤って一緒に廃棄した可能性があるとしている。

警察に対する遺失物の移管は問題なく行われており、遺失物管理に必要な情報もシステム内に保存されているため、業務に支障はないという。

(Security NEXT - 2021/12/22 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

学会資料に関する患者情報含んだUSBメモリが所在不明に - 山口大病院
受託要配慮個人情報含むPC紛失、約1カ月後に回収 - 日本健康文化振興会
高校で生徒の個人情報含む出席簿を紛失 - 東京都
高齢者世帯名簿を民生委員が紛失、誤廃棄の可能性 - 春日部市
入院患者情報含むUSBメモリが所在不明 - 淡路医療センター
申請書など受領書類の紛失が複数判明、管理不十分で - 厚労省
小学校で卒業生台帳が所在不明、鍵付金庫で保管 - 葛飾区
個人情報が記載されたチケットが所在不明に - 神戸六甲鉄道
学生情報含む書類を電車内に置き忘れて紛失 - 洗足学園音大
個人情報含むUSBメモリ4本が所在不明、監査で発覚 - 静岡県