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「Go」のWASMにバッファオーバーフローのおそれ

開発言語の「Go」において「WebAssembly」としてビルドした際にバッファオーバーフローが生じるおそれがある脆弱性が明らかとなった。アップデートがリリースされている。

「WASMモジュール」から関数を呼び出す際、引数の処理にバッファオーバーフローの脆弱性「CVE-2021-38297」が明らかとなったもの。引数のデータによってモジュールの一部が上書きされるおそれがある。

米国立標準技術研究所(NIST)の脆弱性データベース「NVD」では、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを「9.8」、「クリティカル(Critical)」とレーティングしている。

開発チームでは、同脆弱性やバグを修正した「同1.17.2」「同1.16.9」を現地時間10月7日にリリース済み。モジュールについてはリビルドした上で置き換える必要があるという。

(Security NEXT - 2021/10/26 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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