Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Go」のWASMにバッファオーバーフローのおそれ

開発言語の「Go」において「WebAssembly」としてビルドした際にバッファオーバーフローが生じるおそれがある脆弱性が明らかとなった。アップデートがリリースされている。

「WASMモジュール」から関数を呼び出す際、引数の処理にバッファオーバーフローの脆弱性「CVE-2021-38297」が明らかとなったもの。引数のデータによってモジュールの一部が上書きされるおそれがある。

米国立標準技術研究所(NIST)の脆弱性データベース「NVD」では、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを「9.8」、「クリティカル(Critical)」とレーティングしている。

開発チームでは、同脆弱性やバグを修正した「同1.17.2」「同1.16.9」を現地時間10月7日にリリース済み。モジュールについてはリビルドした上で置き換える必要があるという。

(Security NEXT - 2021/10/26 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

情報公開請求への対応で個人情報が流出 - 橿原市
応募フォームで個人情報が閲覧可能に - 東京都交通局
サイトに不正アクセス、リンクの書き込み - 三重県立総合医療センター
教委メールサーバ、不正中継でスパム踏み台に - 豊見城市
「MS Edge」にアップデート - 「クリティカル」とされる脆弱性を解消
NTT西の固定電話で一時通信障害 - ネット接続は影響なし
Samsung製スマホなどの既知脆弱性が攻撃の標的に - 米政府が注意喚起
Google、長期間放置アカウントを削除へ - 悪用防止対策で
米政府、ランサムウェア対応ガイドの改訂版を公開
未知の脆弱性で生じた通信障害、NTT東西に行政指導