Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

北南米地域統括会社にサイバー攻撃、影響など調査中 - オリンパス

オリンパスは、北南米の地域統括会社であるOlympus Corporation of the Americasのサーバがサイバー攻撃を受けたことを明らかにした。日本国内への影響はないとしている。

同社によれば、10月10日に米国、カナダ、中南米などを含む北南米地域を統括する同社において、サーバに対する攻撃を検知したもの。同社では影響を受けたシステムを停止し、対策チームを設置して詳しく調べている。サイバー攻撃の影響に関しては北南米地域のみに限定されるとし、国内への影響については否定した。

同社では、9月にもEMEA地域のグループ会社がサイバー攻撃を受け、詳細に関しては現在も調査を進めているが、今回あらたに別の攻撃を検出したものであり、これらを関連付ける証拠などは見つかっていないという。

個人情報が流出した痕跡も確認されていないが、流出した可能性も含め、引き続き影響範囲や原因などについて調査を進めていく。またサイバー攻撃を受けたことが判明したことを受けて、関連する取引先と連絡を取っている。

(Security NEXT - 2021/10/14 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

課税調査中に個人情報含む資料を紛失 - 京都市
自治体向け資料に個人情報、図関連データとして内包 - 兵庫県
事務局内情報共有サイト、アクセス制限なく情報流出 - 岩手県
中等教育学校で受験生資料含むUSBメモリを紛失 - 新潟県
「WatchGuard Firebox」に脆弱性 - ゼロデイ攻撃が発生、更新や痕跡調査を
不正アクセスでトップページ改ざん、外部サイトへ遷移 - 文字起こしサービス会社
図書館サーバからスパム送信、更新時の未承認設定変更が影響 - 岡山県
まもなく年末年始、長期休暇前にセキュリティ総点検を
「Apache StreamPark」に暗号化などの脆弱性3件が判明
「OpenShift GitOps」に権限昇格の脆弱性 - クラスタ掌握のおそれ