「iOS 15.0.2」「iPadOS 15.0.2」がリリース - 悪用報告ある脆弱性に対処
Appleは、スマートデバイス向けに最新OSとなる「iOS 15.0.2」「iPadOS 15.0.2」をリリースした。悪用報告があるゼロデイ脆弱性を解消したという。
今回のアップデートでは、匿名のリサーチャーより報告を受けたとする「IOMobileFrameBuffer」に関する脆弱性「CVE-2021-30883」を修正した。
同脆弱性によってメモリ破壊が生じ、アプリケーションよりカーネルの権限で任意のコードを実行されるおそれがある。すでに悪用されているとの報告があるという。
同社は同日、同社スマートウォッチ「Apple Watch」に対しても、アップデート「watchOS 8.0.1」をリリースしているが、同アップデートに関してはCVE番号が付番された脆弱性の修正は含まれていないとしている。
(Security NEXT - 2021/10/12 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
「GarageBand」にセキュリティアップデート - 脆弱性1件を修正
「JSONata」にプロトライプ汚染の脆弱性 - アップデートにて修正
「WordPress」向けのマルウェア対策やWAFプラグインに脆弱性 - 公開中止に
Cisco、「IOS XR」に関するセキュリティアドバイザリ7件を公開
「Apache Tomcat」に脆弱性、2月の更新で修正済み - 「同8.5」系統は3月末にEOL
Palo Altoの「PAN-OS」や「GlobalProtect App」に脆弱性
バックアップ製品「Arcserve UDP」に脆弱性 - 影響大きくPoCも公開
ファイル転送製品「FileCatalyst」に深刻な脆弱性 - 2023年8月の更新で修正
SonicWallの「SonicOS」やメールセキュリティ製品に脆弱性
ビデオ会議サービス「Zoom Rooms」に複数の脆弱性