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Google、「Chrome 93.0.4577.82」を公開 - ゼロデイ脆弱性2件などを解消

Googleは、「Windows」や「macOS」「Linux」向けに同社ブラウザのセキュリティアップデートとなる「Chrome 93.0.4577.82」をリリースした。

今回のアップデートでは、セキュリティに関する11件の修正を実施。CVEベースで9件の脆弱性に対処している。

重要度が「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性は含まれておらず、いずれも2番目に高い「高(High)」とレーティングされている。

一方、JavaScriptエンジンである「V8」において域外メモリに書き込む「CVE-2021-30632」や、「IndexedDB API」における「Use After Free」の脆弱性「CVE-2021-30633」については、すでに悪用が確認されているという。

このほか、「バッファオーバーフロー」の脆弱性や「型の取り違え」「Use After Free」「域外へのアクセス」などの脆弱性へ対応した。

同社では、今後数日から数週間で同アップデートを展開していく予定。今回修正した脆弱性は以下のとおり。

CVE-2021-30625
CVE-2021-30626
CVE-2021-30627
CVE-2021-30628
CVE-2021-30629
CVE-2021-30630
CVE-2021-30631
CVE-2021-30632
CVE-2021-30633

(Security NEXT - 2021/09/15 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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