Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Firefox 91」が公開に - 脆弱性11件に対応

Mozilla Foundationは、最新版のブラウザ「Firefox 91」をリリースした。

今回のアップデートでは、プライベートブラウジングにおいてデフォルトで「HTTPS」による接続を試行するよう変更した。また「Cookie」を削除する機能の強化のほか、Windowsのシングルサインオンに対応。印刷機能を拡充したほか、ユーザビリティの改善などを図っている。

さらに1200件超のバグを修正し、脆弱性については11件を解消している。重要度が4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性は含まれていない。

1段階低い「高(High)」とされる脆弱性が8件、「中(Moderate)」の脆弱性が2件、「低(Low)」が1件としており、メモリ処理に関する脆弱性をはじめ、修正を行った。今回修正した脆弱性は以下のとおり。

CVE-2021-29980
CVE-2021-29981
CVE-2021-29982
CVE-2021-29983
CVE-2021-29984
CVE-2021-29985
CVE-2021-29986
CVE-2021-29987
CVE-2021-29988
CVE-2021-29989
CVE-2021-29990

(Security NEXT - 2021/08/11 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

Ivantiのエンドポイント管理やリモートアクセス製品に脆弱性
ネットワーク監視ツール「Stork」に脆弱性 - DoS攻撃のおそれ
GitLab、バグ報奨金プログラムで報告された脆弱性6件を解消
個人情報約60万件が詐欺グループに - 個情委が名簿事業者に行政指導
「Adobe Commerce」「Magento」に深刻な脆弱性 - Adobeと外部で温度差
MS、月例セキュリティ更新80件を公開 - 「緊急」8件などに対応
「情報セキュリティ白書2025」PDF版を先行公開 - 書籍は9月30日発売
ニッケがサイバー攻撃被害 - ダークウェブで流出情報を確認
SAP、9月月例パッチで新規21件を公開 - 深刻な脆弱性も
Sophos製無線LANアクセスポイントに脆弱性 - 管理者権限奪取のおそれ