家計調査の世帯情報をLINEで誤送信 - 佐賀県
佐賀県は、家計調査の調査員が調査対象世帯に関する個人情報をスマートフォンアプリ「LINE」を用いて関係ない宛先に誤送信したことを明らかにした。
同県によれば、7月29日に家計調査の調査員が調査対象世帯から収集した追加情報を同県担当者へ報告する際、調査対象である1世帯の関係者へ「LINE」で誤送信したもの。
誤って送信した情報には、調査対象世帯主5人の氏名をはじめ、一部調査対象世帯の電話番号、子の続柄、勤め先の雇用者数、給料日などの情報が含まれる。
本来、家計調査で収集した個人情報は、専用端末よりシステムへ入力、報告し、追加で情報を収集した場合も同システムへ入力するか、電話で同県担当者に報告することとなっていた。
同県では、調査員が同県担当者との一般的な業務連絡に「LINE」を用いることを許可しているが、今回のケースでは、送信してはならない家計調査の収集情報についても調査員が「LINE」で送信しようとし、さらに宛先を誤ってしまったという。
調査員は、送信直後に誤送信へ気づいたが取り消しができず、同県へ報告。同県担当者が誤送信先を訪問し、情報の削除を依頼した。情報が流出した世帯に対しても経緯の説明と謝罪を行っている。
(Security NEXT - 2021/08/03 )
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