Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Adobeの複数製品に深刻な脆弱性 - 定例外でパッチ公開

Adobe Systemsは、画像や動画関連の複数ソフトウェアに対し、深刻な脆弱性を修正するセキュリティアップデートをリリースした。

画像加工ソフトの「Adobe Photoshop」や動画関連ソフト「Adobe After Effects」「Adobe Premiere Pro」「Adobe Character Animator」「Adobe Prelude」「Adobe Audition」、動画関連ソフトのエンコーディングエンジンとなる「Adobe Media Encoder」に脆弱性が明らかとなったもの。

各社が定例のセキュリティアップデートを公開する米時間毎月第2火曜日、いわゆる「パッチチューズデー」から1週間遅れてのリリースとなる。

製品によって影響を受ける脆弱性は異なるが、「Adobe Audition」を除き、各製品には同社の重要度において3段階もっとも高い「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性が含まれる。悪用は確認されていない。

適用優先度は、いずれも3段階中もっとも低い「3」としており、同社は任意のタイミングでアップデートを実施するよう利用者へ求めた。

同社は、7月の「パッチチューズデー」にも複数の製品に対してアップデートを提供しており、あわせて注意が必要となる。

(Security NEXT - 2021/07/21 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

3月のMS月例パッチ、産業制御システムへの影響に注意を
MLOpsプラットフォーム「MLflow」に深刻な脆弱性
「Spring Framework」に複数の脆弱性 - 重要度「Critical」も
Apple、「iOS/iPadOS 16.4」を公開 - 「同15.7.4」も同時リリース
Windowsの「Snipping Tool」にアップデート - 加工前に復元できる脆弱性
「OpenSSL」に脆弱性、重要度低く今後修正予定
「Microsoft Edge 111.0.1661.54」がリリースに - 独自に脆弱性2件を修正
「JavaScript」のランタイム環境「Deno」に脆弱性
「Chrome」にセキュリティアップデート - 8件の修正を実施
IoT機器ファームウェアのOSS構成分析ツール - バイナリにも対応