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顧客アカウント情報が外部流出、SQLi攻撃で - 日本ケミカルデータベース

化学物質や法規制などのデータベース事業などを展開する日本ケミカルデータベース(JCDB)が不正アクセスを受け、顧客のメールアドレスやパスワードが流出したことがわかった。

同社によれば、個人顧客のメールアドレスおよびログインパスワード1652件のほか、企業のメールアドレス166件が外部に流出したもの。

7月5日にウェブサイトが不正アクセスを受けた可能性があることへ気が付き、調査を行ったところ、ウェブサイトにある試用体験ページの検索欄からSQLインジェクション攻撃を受けていたことが判明した。マルウェアによる被害などは確認されていないとしている。

同社では、アカウント情報が流出した顧客に対してメールで個別に謝罪するほか、あらたなパスワードを通知。警察や個人情報保護委員会へ報告を行った。

(Security NEXT - 2021/07/20 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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