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「Aruba ClearPass Policy Manager」に13件の脆弱性 - アップデートが公開

Hewlett Packard Enterprise傘下のAruba Networksは、認証基盤システム「ClearPass Policy Manager」に複数の脆弱性が明らかになったとしてアップデートをリリースした。

今回のアップデートは、あわせて13件の脆弱性に対処したもの。「重要度」を4段階中、上から2番目にあたる「高(High)」とレーティングし、利用者に注意を呼びかけている。

具体的には、ウェブ管理画面に「SQLインジェクション」の脆弱性「CVE-2021-34609」が判明。悪用には、管理画面へのアクセス権限が必要となるが、脆弱性を悪用することで機密情報を窃取し、権限の昇格が可能になるという。共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「8.8」。

さらに「Linuxカーネル」において権限の昇格が可能となる脆弱性「CVE-2020-14386」や、「Baron Samedit」としても知られる「Sudo」の脆弱性「CVE-2021-3156」などへ対処した。いずれもCVSS基本値は「7.8」となっている。

(Security NEXT - 2021/06/30 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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