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WordPress向けカートプラグインにXSSの脆弱性

コルネが提供しているWordPress向けプラグイン「Welcart e-Commerce」に脆弱性が明らかとなった。

同ソフトウェアは、「WordPress」にショッピングカート機能を追加することができるプラグイン。脆弱性情報のポータルサイトであるJVNによれば、格納型のクロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性「CVE-2021-20734」が明らかとなった。

管理者権限でログインしている状態で細工したページにアクセスすると、任意のスクリプトを実行されるおそれがある。共通脆弱性評価システム「CVSSv3.0」のベーススコアは「6.1」。

同脆弱性は、セキュアスカイ・テクノロジーの岩間湧氏が情報処理推進機構(IPA)へ報告したもので、JPCERTコーディネーションセンターが調整を実施した。5月31日に脆弱性を修正した「Welcart e-Commerce 2.2.4」がリリースされている。

(Security NEXT - 2021/06/14 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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