11製品にセキュリティアップデート、深刻な脆弱性も - Adobe
Adobe Systemsは、米時間6月8日に11製品に対してセキュリティアップデートをリリースした。3日以内に更新を求める緊急性が高いアップデートは含まれていないが、7製品では深刻な脆弱性に対処している。
各社が定例のセキュリティアップデートを公開する米時間毎月第2火曜日、いわゆる「パッチチューズデー」にあわせ、同社11製品に対してアップデートをリリースしたもの。
具体的には、「Adobe Acrobat」「Adobe Reader」をはじめ、「Adobe Photoshop」「Adobe After Effects」「Adobe Animate」「Adobe Creative Cloud Desktop Application」「Adobe RoboHelp Server」向けのセキュリティアップデートでは、重要度が3段階中、もっとも高い「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性の修正が含まれる。
「Adobe Experience Manager」「Adobe Connect」「Adobe Photoshop Elements」「Adobe Premiere Elements」に関しては、2番目に高い「重要(Important)」とされる脆弱性などへ対処した。
一方、各アップデートの「適用優先度」を見ると、3日以内を目安とする「1」とレーティングされているものはなかった。「Adobe Acrobat and Reader」「Adobe Experience Manager」については、次に高い「2」とレーティングされており、30日以内を目安にアップデートを講じるよう求めている。他アップデートについては、任意の更新を求める「3」とした。
(Security NEXT - 2021/06/10 )
ツイート
関連リンク
- Adobe:Security update available for Adobe Experience Manager
- Adobe:Security update available for Adobe Acrobat and Reader
- Adobe:Security update available for Adobe Connect
- Adobe:Security update available for Adobe Photoshop
- Adobe:Security update available for Adobe Creative Cloud Desktop Application
- Adobe:Security update available for Adobe RoboHelp Server
- Adobe:Security update available for Adobe Photoshop Elements
- Adobe:Security update available for Adobe Premiere Elements
- Adobe:Security update available for Adobe After Effects
- Adobe:Security update available for Adobe Animate
- Adobe Systems
PR
関連記事
市内全世帯向けデジタル金券の配送中に一部紛失 - 太田市
組織の「ネット玄関口」狙う攻撃に注意 - 可視化や脆弱性対策の徹底を
「不正ログイン」相談が約1.5倍 - 「偽警告」は関係者逮捕で減少するも限定的
Apple、「iOS 26.1」「iPadOS 26.1」を公開 - 56件の脆弱性を解消
ランサム攻撃でシステム障害が発生、影響など調査 - エネサンスHD
Apple、脆弱性を修正した「iOS 18.7.2」「iPadOS 18.7.2」を公開
一部サーバでランサム被害、バックアップ削除も - 新報国マテリアル
日英、IoT製品セキュラベル制度「JC-STAR」「PSTI法」で相互承認
「Django」にSQLiやDoS脆弱性 - 修正版をリリース
動画配信「バンダイCH」が一時停止 - 「意図せぬ退会」発生
