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メルカリが不正アクセス被害 - 開発ツール「Codecov」侵害の影響で

同社は、不正アクセスの判明を受けて認証情報の初期化などを実施。「Codecov」の利用を停止した。

その後も断続的に攻撃を観測していたことから、追加被害につながらないよう対策を講じた上で、1次調査を5月21日までに完了させ、今回情報を公開した。

個人情報保護委員会には、不正アクセスが発覚した4月23日以降、報告を行っており、対象となる関係者に対しては、個別に連絡を取っている。

稼働中のサービスに対する不正アクセスは確認されておらず、運営に影響はないとの見解を示した。

また「Codecov」による影響が、同社に限らず、国内外の企業に広がるおそれもあるとして、影響を最小限に抑えるため、関係機関と連携しながら率先して対応を進めるとしている。

(Security NEXT - 2021/05/21 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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