Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

米子会社にランサム攻撃、データ流出の可能性 - 小森コーポレーション

印刷機械メーカーの小森コーポレーションは、米国子会社のファイルサーバがランサムウェアによる攻撃を受けたことを明らかにした。サーバ内の一部データが流出した可能性があるとして調査を進めている。

同社によれば、2月8日に同サーバで異常を検知。ランサムウェアの感染を確認したため、対象サーバとなるアクセスを遮断し、セキュリティ事業者によるサーバの復旧作業とセキュリティ対策を進めていた。

攻撃を受けたサーバ内のデータと思われる情報が外部で公開されていることを確認。同社では、サーバ内部のデータが流出した可能性があるとして、現地捜査機関に被害を届けるとともに、被害範囲の特定を進めている。詳しい状況が判明次第、報告する方針。

また今回の攻撃は米国子会社のサーバに対するもので、同社や国内子会社、米国以外の現地法人については異なるネットワーク環境で運用しており、影響はないとしている。

(Security NEXT - 2021/05/14 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

サーバがランサム被害、データが暗号化 - 日本テレビHD子会社
海外法人がランサム被害、出荷に影響はなし - アルプスアルパイン
東京海上Gの顧客情報が流出した可能性 - 損査業務には影響なし
髙野総合Gへのランサム攻撃 - 通信機器の設定ミスに起因か
症例情報登録システムがランサム被害、症例情報一時利用できず - 量研
端末49台がマルウェア感染、ランサムと異なる手法 - 富士通
約42万件の個人情報が委託先から流出、ランサム被害で - 豊田市
住民税決定通知書のデータ約15万件が外部流出 - 和歌山市
徳島県、委託先から個人情報約14.5万件が流出 - 削除報告受けるもデータ残存
ルーマニア拠点にサイバー攻撃、影響などを解析 - NTTデータグループ